私の人生にずっと寄り添ってくれた「石川啄木」の歌

わたしの推し、そんな風に言っていいかわからないけれど、子供の頃から大好きだった歌人石川啄木」です。啄木のどこが好きなのか、と聞かれたら、答えられません。彼の全てが好きと言うしかありません。とにかく、私にとって、特別な人なのです。

啄木は、キツイ人生を歩みました。その時代の背景もあったでしょう。また、啄木自身の意識が高過ぎたとも思います。彼の人生で、そこそこの安定を求めたならば、それなりに幸せな人生を送れたのではないかと思えるのです。求めすぎたのではないでしょうか。

なんて、わかったようなことを言ってますが、たぶん全然わかっていないのだと思います。少なくとも私は、彼のような生き方はしない、いや、できない。啄木ほどの才能や知性も無ければ、求める心もない。

私は安心安全な人生を歩みたい、安定した収入も家庭も欲しい。そんな平凡な人間です。啄木とは違います。彼の生き方も唯一無二です。

いろんなことを考えます。啄木の生きた時代に、医療がもう少し進んでいたら、また、社会保険制度がもう少し整っていたら、彼の苦労も少しは軽減されたのではと思ってしまいます。貧乏と病気に押し潰されてしまった26年の人生を思う時、やりきれない思いです。

でも、没後100年以上経つというのに、彼は、彼の歌とともに愛され続けています。これ程幸せなことってあるのかしら、とも思います。

すみません、何か考えがまとまらなくて。
取り敢えず、彼の生き方が彼の作品を産み出したし、彼の作品が多くの人の心をうち、多くの人に生きる喜びを与えているのは事実です。
私の今年の目標は、三度目の啄木への旅を実行することです。盛岡そして、今まで読むことをためらっていた啄木日記も読んでみようかと思います。