若い男の子に声をかけられた。
「あのー、お友達になってくれませんか」
一瞬、え?と思った。
な、ナンパ❗
まさか、こんなオバチャンに⁉️
んなわけないですよねえ。
ああそうか、と思い至り、いいですよ~♥️と二つ返事。
すぐにお友達になった🎵
でも、彼は若い、若すぎる。
いくらイケメンでも、年の差ありすぎ。
けれども、とてもしっかりしていて、知識もあり、頼もしいタイプだ。
すぐに打ち解けて、楽しく語り合った。
ただし、彼の傍らには彼の父親と思われる人が、そんな私たちの様子を、心配そうに見守っていた。
私が一人で佇んでいたから、声がかけやすかったのかな。
ちょっとびっくりしたが、とても嬉しい。
私がいたのは川沿いのポケモンのジムの近くで、もうすぐレイドバトルが始まるので、待機していたのだった。
そう、ポケモンGOのゲームをしていたのだ。
私はレベル42。
彼は始めたばかりということで、レベル39だって。
でも、ピカチュウの色違いの100を昨日手に入れたとか。
スゴいねえ、オバチャンはそんなスゴいのまだ持ってないのよ。と話す。
ホントはもっとスゴいのを持ってるわよ、なんて大人げないことは絶対に言わない(笑)
ごめんなさい、ポケモンGOをやっている人でなければ、何だか意味がわからないですよね。
ちなみに彼は小学校3年生ですって。
お父様のスマホを借りてゲームをしてるから、お父様が付き添っていたんですね。
優しいお父様で良かったね、ボク。
一緒にレイドバトルを戦って、伝説のポケモン、ギラティナを手に入れました。
声をかけてくれてありがとう❤️とお礼を言って、お友達になったのでギフトを贈りあって、これからもよろしく、と挨拶してお別れしました。
それが昨日のことなのに、ずっと幸せが続いています。
思い出してはニヤニヤしています。
きょうも彼からギフトが届いていたので、私もギフトを贈りました。
ギフトというのは、ゲームに使うアイテムで、1日に1回ずつフレンドになった人に贈ることができるのです。
次にどこかで彼に巡り会う時には、きっと背が5cmも10cmも伸びているんだろうなあ、もしかしたら、わからないかもしれないなあなんて、成長を楽しみにしちゃっています。
ポケモンGOは、どこがゴールなのかわからないゲームなので、そろそろやめ時かなあ、なんて思っていたけれど、こんなステキなフレンドができたのだから、もう少し続けてみようかな、と、思ったりしています。